公園にはベンチとゴミ箱は必須です!
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さて、日本に一時帰国したときに、頭をかかえることの一つがゴミ出しです。
実家に帰った時のゴミ出しは、私の係。
イギリスのゴミの捨て方に甘やかされ、普通ゴミを出すだけでも面倒に感じるようになってしまってます。
しかも、帰国時には実家の粗大ゴミの片付けまでしなければなりません。
それはそれは、とても面倒だと感じてしまうのです。
実家の地域では、
・普通ゴミの場合45リットルのゴミ袋を1回につき3個まで。
・収集は週2回のみ。
・資源ゴミも出す日を細かく分けられている。
・前日から出すことは許されず、当日の朝早く起きなければならない。
時差ボケの頭で早起きするのは、正直かなり辛いです。
あぁ、面倒です。
きっと日本に住んでいると当たり前のことで、粛々とゴミ出しをしているのでしょうね。
そこで、なぜ私がイギリスのゴミの捨て方に甘やかされたと感じたのか?
その辺も含めて、ゴミ出し事情について探ってみようと思います。
※主に私の住んでいる自治体の話になります。
◆目次
⬇️ 1. 24時間365日、好きな時に好きなだけゴミが出せる
⬇️ 2. さまざまな大型ゴミ(Bulky Waste)の処分方法
***
▼1. 24時間365日、好きな時に好きなだけゴミが出せる
「好きな時に好きなだけ」と言ってしまうと語弊がありますが、「常識の範囲内で」です。
私はフラット(マンション)に住んでいますが、「甘やかされている」と感じる最大の理由は、普段のゴミ出しのシステムにあります。
① 普通ゴミ(General Waste)
基本は「黒いゴミ袋(Black bin bag)」に入れて指定の場所に放り込むだけ。
1階にあるゴミ置き場には、特大の車輪付きゴミ箱(Wheelie Bin)が並んでいて、ゴミ袋をそこにポイッと入れておけばOKです。
実家のような「1回につき3袋まで」といった厳しい制限も基本的にはありません。
このシステムは、ズボラな私にとって本当に助かっています。
ちなみにゴミ収集車が来るのは、週1回です。
ロンドンではとても大きな収集車(車両総重量26トン級など)が走っていて、日本の実家周辺で見かける小さめの収集車とは、だいぶ大きさが違います。
② リサイクルゴミ(Recycling)
フラット内にはリサイクル専用の大きなゴミ箱が2つあります。
1つは紙・段ボール用。
もうひとつは、プラスチックボトル・缶・ガラス瓶用。
こちらも24時間好きな時に出せます。
ただ、リサイクルのゴミ箱は2つしかないので、タイミングによってはすでにいっぱいで捨てられない場合もあります。
こちらもゴミ収集車が来るのは週1回です。
とても大きなゴミ収集車が1台でやって来ます。
リサイクルゴミは2種類に分けています。
不思議ですね〜。
収集車は1台で来るのに、なぜ捨てる側は2種類に分けているの?と思っていたら、なんと!内部が2つに区切られたゴミ収集車だったのですね。
そんなのがあるんだ。
このコラムを書くにあたって初めて知りました。(笑)

ざっくりとこんな感じの収集車がやってきます。
リサイクル用はゴミを入れる部分が2つに分かれています。
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▼2. さまざまな大型ゴミ(Bulky Waste)の処分方法
日常のゴミ出しはとってもラクなイギリスですが、引越しや模様替えで出てくる「大型ゴミ(Bulky Waste)」となると、ちょっとした工夫が必要になります。
私が暮らす中で見かける(そして利用する)処分ルートは、主にこの4つです。
① カウンシル(区)の回収予約(Bulky Waste Collection)
一番オーソドックスなのが、自治体のウェブサイトから予約して回収に来てもらう方法です。
指定された日に家の前や指定場所へ出しておくと持っていってくれます。
私の地域は、12ヶ月に1回、最大3点まで無料で回収してくれます。
それ以上になると、商品1点につき約15ポンドの支払いが生じます。
ものによっては、捨てるものの価値と比較して、まあまあな金額だなと感じます。
何を無料で持っていってもらうか。
何を有料で持っていってもらうか。
変なところで頭を使います。
私は今、とってもダンベルを捨てたいのです。
ここの自治体はダンベルも大型ゴミの仲間に入ります。
回収無料枠に入れるのはなんだか勿体無い気もするし、15ポンドも払いたくない場合は…
② リサイクルセンター(Tip / HWRC)への持ち込み
地域のリサイクルセンターへ直接持ち込む場合は、無料で引き取ってくれます。
広大な敷地に「木材」「金属」「家電」などの巨大コンテナが並んでいて、自分で分類して放り込みます。
お住まいの自治体のリサイクルセンターしか使えないので、事前の予約やID(居住証明)の提示が必要となります。
車があるととても便利なのですが、我が家は車がないので徒歩20分の距離を行くことになります。
ここはまだ利用したことはありませんが、捨てたいダンベルは1つ10kg。
ダンベル2つ持って20分歩く。
なかなかですな。
※後日調べたら、安全上の理由で「徒歩での入場は一切禁止」でした。
危うくダンベルを持って20分歩いた挙句、門前払いされるところだった。
さて、車がなくてリサイクルセンターに行けない私は、持て余したダンベルはどうしたらいい?
③ チャリティショップへの寄付
街のあちこちにはOxfamなど、さまざまなチャリティショップがあります。
ダンベルもまだまだ使える商品です。
直接お店に持って行けば受け取ってくれる店が多いです。
そのほか、「まだ使えるけれど自分はいらない」という家具や家電は、チャリティショップへ。
大きな家具なら、ショップ側が無料で自宅まで引き取りに来てくれるサービス(Free Collection)を実施しているところもあります。
ゴミにならず、誰かの役に立って寄付にもなるという、一番気持ちが良い処分の方法かもしれません。
| 「ファイヤーラベル(Fire Label)」の壁 イギリスのチャリティショップ(British Heart Foundationなど)にソファーやマットレスなどの布製家具を引き取ってもらう場合、「火災安全基準(Fire Safety)のラベル」が本体に縫い付けられたまま残っていないと、引き取ってもらえないことがあるというルールがあるので要注意です。 |
④ 英国名物「Take for Free(ご自由にどうぞ)」
そして一番イギリスらしいのが「Take for Free(ご自由にどうぞ)」。
フラットの共有スペースや戸建ての敷地前、歩道脇に「Free(ご自由にどうぞ)」と書いた紙を貼り、家具や本、雑貨を置いておくカルチャーです。
ご近所さんが引っ越しをされる時に、歩道脇に椅子や棚を置いていて「Take for Free(ご自由にどうぞ)」と書いていたら、すぐに持っていってくれたそうで、「助かった!」と言っていました。
ダンベルもどなたか持っていってくれるかしら。
危ないからやめておくか。
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▼3. 実はイギリスにも分別はある
「24時間365日、好きな時に好きなだけゴミが出せる」と書きましたが、イギリスでも何でも適当に捨てられるわけではありません。
分別がないのではなく、捨てるための選択肢がいろいろ用意されているということ。
普通ゴミ、リサイクルゴミ、大型ゴミのほか、庭から出た草木、キッチンで出た生ゴミ(食品廃棄物)、乾電池、衣類など、それぞれに捨て方があります。
そして、ゴミ削減と自然を守る観点から、庭から出たゴミや生ゴミなどを、コンポスト化することも推奨しています。
私の自治体ではコンポストを始める人のために、研修やワークショップまで用意されていました。
衣類や靴は、道路脇や街の回収ポイントにある専用ボックスに入れると、寄付に回される仕組みになっています。
乾電池やベイプなどは、ほとんどのスーパーの店内に専用ボックスが設置されているので、買い物のついでにサッと捨てられるのが便利です。
(※以前はスーパーの駐車場に、ガラスや缶、段ボール用の回収コンテナがよく置かれていましたが、2023年にSainsbury’sは自治体の回収と重複するという理由で全廃すると報じられ、Tescoでも店舗によっては、不法投棄などの問題で撤去されているようです。)
そのほか、eBayやVinted、Depopなどのフリマアプリを利用するのも手です。
FacebookやNextdoorといったアプリを使って、ご近所さんにお譲りするのもありですね。
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▼4. ゴミを捨てるハードルは低い
ダンベルだけではなく、今年に入り断捨離に拍車をかけた私。
捨てる、譲る、売る、どれをとっても日本と比べてストレスフリーだと感じました。
1度ですが、日本で普通ゴミを出した時、収集の人が来る前に、カラスにやられてゴミが散乱したことがありました。
すぐに気づいてよかったですが、カラス問題、私の認識が甘かった!
そして、誰もが感じること。
日本の街はゴミ箱が少ない!
捨てたいときに捨てられるゴミ箱が、圧倒的に少ない!
なのに日本はどうしていつも綺麗なの!
イギリスの私の住んでる地域では、数百メートルごとにゴミ箱が置かれていて、いつでも簡単に捨てられます。
そんな環境なのに、今日も今日とて道路にはゴミが落ちています。
ゴミを捨てる場所があることと、街にゴミが落ちていないことは、別の話なのかもしれません。
ゴミはゴミ箱へ!(笑)
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🌐 参考サイト
🔗 GOV.UK / Recycling and rubbish
(英国政府(GOV.UK)のゴミ・リサイクル関連の総合トップページ)
🔗 ITV News / Sainsbury’s to scrap all customer recycling centres
(大手スーパー・Sainsbury’sが全英の店舗駐車場にあったリサイクル回収ボックスを全廃・撤去決定したことを伝えるニュース記事)
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掲載日:2026年10月22日


