Wimbledonへの道は誰にでも用意されているが…(Photo: Unsplash)
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◆目次
⬇️ 2. テニス王国イギリス。つい、目指しちゃうウィンブルドン
⬇️ 4. 目指した結果編
⬇️ 5. もうひとつの憧れ!狭き門の「ボールボーイ・ガール」
⬇️ 6. ウィンブルドンはやはり難しい。それでも、スポーツは本来気軽なもの
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▼1. ウィンブルドン熱の冷めやらぬロンドンで
今週も引き続きウィンブルドンの熱い(暑い?)戦いが続いていますが、ご機嫌いかがですか?
女子シングルスの大坂なおみは、残念ながらベスト4進出とはなりませんでしたが、大会自己最高のベスト8進出となりました。
男子シングルスは、惜しくもシナーに敗れた望月慎太郎でしたが、その試合内容は今後への期待を抱かせるもので、すでに来年のウィンブルドンにワクワクしているところです。
イギリスでは男子シングルのアーサー・フェリー(Arthur Fery)が、ランキング100位圏外からの快進撃も話題です。
この望月とフェリーとシナーは、同世代。
同世代といえば、アルカラス、ルーネ、シェルトン… 今年現役引退を表明したジョコビッチが39歳であることを考えると、この先10年のテニス界の面白さは、もう約束されているようなものです。
絶対にバロットの申し込みを忘れないようにしなくては!
(→ 詳しくは前回の記事で)
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▼2. テニス王国イギリス。つい、目指しちゃうウィンブルドン
イギリスという国は、ご存知の通りテニスがとても身近なスポーツです。
公園にある公共テニスコートは、今やLTA(英国テニス協会)のアプリからスマホ一つで簡単に、しかも格安(あるいは無料)で予約できるようになっています。
送られてきたピンコードでコートの鍵を開ける最先端の公園も増えました。
これは画期的なシステムで、以前は早い者勝ちでコートを使用していました。
利用者さんは、それぞれ1時間は利用したいので、到着がほぼ同時な場合は、1時間待ちになることもありました。
ただ、礼儀正しい人ばかりだったので、お互い子ども連れの場合は、コートの半分ずつを使ったり、同世代の子どもだと一緒に試合をさせたりしていました。
待っているとわかっていると、「あと10分で終わるから、待っててね」と声をかけてくれる人もいました。
それはそれで、ほんわかした優しい時間が流れていて良い時代でしたね。
そんな身近で簡単に始められるテニス。
親たちの頭には、こんな考えがよぎります。
「うちの子も、いつかはセンターコートに……!?」

千里の道も一歩からとは言うけれど?
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▼3. 目指しちゃったウィンブルドン ― 我が家編
我が家には子どもがいます。
「テニスやらせてみる?」
「せっかくだから、ちょっと本気で頑張らせてみようか」と家族会議の結果、ウィンブルドンへの道を歩み出した我が家。
さて、何から始めましょうか。
最初はオープンデー(体験レッスン。だいたい無料です。)を開催しているテニススクールに行ってみることにしました。
コーチが初心者に優しく指導してくれるオープンデーは、手ぶらで参加できるので、様子見にはうってつけです。
次に、近所のテニススクールに申し込みをしました。
ただ、人気のスクールだったため、すでに生徒はいっぱい。
順番待ち(ウェイティングリスト)に載せてもらい待機することに。
しかし、待っていられない我が家。
最初にオープンデーに参加したスクールが良かったので、少し家からは遠くはなりましたが、すぐに入れるということだったので、そちらのスクールに入れることにしました。
そのスクールにした決め手は、オープンデーで指導してくれたコーチが気に入ってのことだったのですが、後で知ったことですが、コーチはオープンデーだけの臨時コーチでした。(笑
そんなこんなで、お目当ての臨時コーチはいなかったものの、常駐のコーチ陣も素晴らしい人たちだったので、引き続き、というか今でもお世話になっています。
さて、スクールに入るだけではウィンブルドンには近づけません。
必要になるのが、 LTA(英国テニス協会) への登録と、そこに紐づくレーティング・ランキング制度です。
子どもたちは公式戦に出場してポイントを積み重ね、少しずつ自分のランクを上げていきます。
まるでミニチュア版のプロツアーのような、リアルなサバイバルレースが、近所の見慣れたコートの上で日々繰り広げられていたりします。
「かわいい子どもの習い事」の顔の裏に、意外と本格的な仕組みが隠れているというギャップに、初めて知ったときは驚かされました。
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▼4. 目指した結果編
あの、無理です。
全くもって無理です。
「かわいい子どもの習い事」の延長線上にウィンブルドンはありませんでした。
2、3年、公式戦に挑戦したことはありました。
申請すれば誰でも参加できます。
まず、公式戦に行くと、試合時間までウォーミングアップでコートが使えます。
この時点で、子に謝ることしかできませんでした。
ウォーミングアップで参加する子ども相手をしているのは、親(ほぼお父さん)です。
このお父さんたちの動きがプロなのです。
(ウィリアムズ姉妹の映画『King Richard』〈邦題『ドリームプラン』〉もキーはお父さんでしたね。)
「え?コーチと一緒に来たの?」
いえいえ、あの甘え方は身内にする甘え方だわ。
そのコーチのようなお父さんは、子どもを右へ左へと自由自在にラリーをしながら、的確な指示を出す。
私も旦那もテニス未経験で、的確な指示なんて出せるはずもありません。
参加する子どもたちの気迫もプロ顔負けの意気込みが伝わります。
「うちの子とやりますか?」と声をかけてもらい、ウォーミングアップで試合をさせてもらうこともありましたが、ただのウォーミングアップなのに、すでに我が子どもも気迫負け。
ここは私たちの場所じゃない。
ひっそりデビューし、ひっそり引退しました。(笑)
センスがなかったわけじゃない。
練習を嫌がったわけでもない。
ただ、我が家には「ウィンブルドンを目指す家庭」の“圧”が圧倒的に足りなかった。
だからといって、テニスを辞めたわけではありません。
今も毎週通いながら、練習はもちろん、コーチのアシスタントとして楽しくお手伝いしています。
いずれはコーチの資格を取る予定みたいです。
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▼5. もうひとつの憧れ!狭き門の「ボールボーイ・ガール」
選手としてウィンブルドンのコートに立つのは、まさに狭き門どころか針の穴を通すような話です。
けれど、子どもたちがあの憧れの芝生に立つ方法が、もうひとつだけ存在します。
それが ボールボーイ・ボールガール(BBGs) です。
性懲りもなく調べてみました。
これ、誰でも応募できるわけではありません。
近隣の協力校、いわゆるローカルスクールの中から選ばれた、ごく優秀な生徒たちだけに与えられる、まさにエリート枠なのです。
選ばれたあとも決して楽ではなく、2月から大会直前まで、約5ヶ月にわたる猛特訓が待っています。
最初は隔週、そして本番が近づくにつれて毎週、放課後に集められ、大会の1ヶ月前からは実際のウィンブルドンの会場で、本番さながらの制服を着て練習を重ねるそうです。
本番では、世界中に中継されるプレッシャーの中で、一切の乱れを見せず機敏に動き続けなければなりません。
私たちがテレビで何気なく見ている、あのキビキビとした一糸乱れぬ動き。
その裏には、子どもたちの気の遠くなるような努力が積み重なっているのだと思うと、思わず拍手を送りたくなります。
(我が家ですか?住んでる場所がそもそも違いました。)
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▼6. ウィンブルドンはやはり難しい。それでも、スポーツは本来気軽なもの
ウィンブルドンへの道はやはり険しかったです。
そんなに簡単なものではありませんでした。
ー 持って生まれた素質
ー 練習を続ける才能
ー 本人の気迫
ー 周りの環境
どれか一つが欠けてもウィンブルドンに近づくことはできません。
それが肌で感じられただけでも、「イギリスでテニスを」が体感できた気がします。
これもまた贅沢。
そして、テニス人生が終わったわけでもありません。
何歳になってもやってみたいと思った時が始めどき。
クラブに年会費を払って通っていますが、Drop-inというクラスがあれば、その日だけレッスンに参加ができたりします。
近所の公園にお友達と一緒に行き、汗を流すのも気軽にできます。
イギリスのスポーツの間口は大きく開いています。
私も子どもに釣られ、テニスを始めてみました。
全くの初心者でしたが、今では少しラリーができ、テニスを楽しめるようになりました。
思い立ったが吉日。
イギリスの公園でプレイするのも素敵な日常です。
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🌐 参考サイト
🔗 LTA(英国テニス協会)
🔗 Book a tennis court (テニスコート利用申請)
🔗 Tennis Rankings (ランキングの解説)
🔗 Wimbledon Ball Boys and Ball Girls (ボールボーイ・ガールの解説)
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掲載日:2026年7月9日


