ビートルズを愛する日本人ガイド、マリー西澤さんに聞く
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◆目次
⬇️ マリー西澤への5つの質問
⬇️ リンク
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▶︎ ビートルズガイド・マリー西澤の魅力
日本の音楽の教科書にも登場するビートルズの曲。
それは、単なるポップソングではなく、「20世紀の詩」として評価されてきた理由を物語っています。
そして、その背景には、「言葉」以上の何かがあるようです。
ビートルズの故郷・リヴァプールから約350キロ離れた南の街、ロンドン。
この街で、彼らの魅力を余すことなくガイドする日本人がいます。
「あなたとビートルズ」の主宰であり、ツアーガイドを務めるマリー西澤さんです。
ロンドンにも、彼らの足跡をたどる名所は点在しています。
アビイ・ロードの横断歩道をはじめ、アップル・ビルの屋上、ポールが通ったパブ──。
挙げればきりがない、そんな数多くの“聖地”を巡りながら、彼女のツアーは「現地でしかできない、そして日本語でしか味わえない体験」として、多くの人々から高い評価を得ています。
「ロンドンで日本人が、イギリス人すら憧れるビートルズ・ガイドをする。」
この事実に、私は「よみもの」を書く者としても、そして長年ロンドンに暮らす者としても、強い興味を抱きました。
彼女が提供しているのは、単なる観光案内ではなく──文化と文化をつなぐ「通訳」なのだと感じたのです。
そこでマリーさんに実際にお会いし、いくつか質問をさせていただくことで、さらに深く彼女の魅力を探ることにしました。

伝説の「ルーフトップ・コンサート」の舞台となったAppleビル
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マリー西澤への5つの質問
1 ─ ツアーの中で、単に英語の情報を日本語に置き換えるだけでなく──日本語だからこそ伝えられる繊細なその場の空気感や、お客様一人ひとりの背景を大切にされていますか?それは、具体的にはどんなことを心がけていますか?
ゲストの皆様、ビートルズのことは大なり小なりご存知の方がほとんどなので、当ツアーではビートルズ自体の解説はもちろん、ビートルズがいた場所を含めたロンドンの歴史と文化を交えて色々とお話させていただいております。
例えば、ビートルズのアルバム「アビー・ロード」のジャケットで有名になったあの横断歩道があるセント・ジョンズ・ウッドというロンドン北西部のエリア。
ビートルズが横断歩道を渡るまでにどのような歴史といきさつがあって今日を迎えているかなど、ビートルズに関連する本や動画だけではなかなか分からない土地柄の背景をお話することによって、イギリス、およびロンドンの長い歴史の延長線上にビートルズがいるということを改めて知っていただくとともに、さらにその延長線の先に、「今まさにビートルズがいた場所にいる“あなた” 」がいらっしゃるということもぜひ感じていただきたいですね。
そのためにビートルズのレガシーが紡いでいる歴史にゲストの皆様を積極的に巻き込むガイドを心がけております。

ご存じアビー・ロード
マリーさんの記念写真の撮影は相当腕がいいらしい
2 ─ 日本のお客さまは、ビートルズのどういった側面に特に深い興味やこだわりを持っていると感じますか?そして、そのニーズにどう答えていますか?
ビートルズ・ファンである私自身も含め、ゲストの皆様にはそれぞれビートルズとどのように出会い、どのように歩んできたのかという物語があります。
そのストーリーはファンの数だけ存在しており、ひとつとして同じものはありません。
当ツアーはゲストの皆様にビートルズとの物語に新たな1ページをつづるお手伝いをさせていただく、というコンセプトを元にゲスト様とビートルズとの対話のお時間を何より優先事項として催行しております。
ビートルズと全く同じポーズ・構図でお写真を撮りたい方、ただ静かにその場所を眺めたい方、ビートルズとは直接関係のないマイナーな場所での滞在に時間を割きたい方などツアーの楽しみ方・こだわり方はそれぞれですが、皆様これまでのビートルズとの歩みを大切に噛みしめているご様子です。
そのひとときこそが新たなビートルズとの物語の1ページだと思いますので、皆様のそうしたご要望にはリスペクトをもって対応させていただいております。
何より私も人生で初めてロンドンを訪れた時に私のビートルズ物語の新章ができた身です。
皆様のこだわり方は違えど、やはり「ビートルズが好き!」が根幹ですから、全てのニーズには思わず共感を抱いてしまいます。
ガイドといえど私も皆様と同じくビートルズが大好き人間なので。
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3 ─ ビートルズの音楽が時代を超え、国境を越え、政治や文化の違いを超えて人々を繋いでいる”普遍的な力”を持っていることについて、どのような瞬間や場所で強く感じますか?
比較的マイナーなビートルズ・スポットをご案内しているときに多いのですが、ゲストの皆様も日本の方、私も日本人、明らかな東洋人が少人数でその場所にとどまっていると、我々が英語を話せる確証もないはずなのに「ビートルズが好きなの?実は自分も」と、地元ネイティブの方が話かけてくださることがあります。
その動機は「“ビートルズが好き”をシェアしたい!」にほかならず、言葉が通じないかもしれない不安を飛び越えさせるビートルズという存在は本当に今も昔も無敵の共通言語なのだなと実感します。
先日某所のビートルズ・スポットをご案内していた時も地元の方から話かけていただきましたが、「ここにわざわざ来るなんて、相当なビートルズ好きだね」とゲスト様のツウぶりに感心されており、ゲスト様にとっても良い思い出になったようで、私としても大変嬉しい瞬間でした。
4 ─ ムック本へのご寄稿、そしてYouTubeでのライブ配信と、『発信する場』を活用されている狙いを教えてください。これらの活動が、ガイドツアーの『質の向上』にどう繋がっていますか?
当初は純粋にツアーのPRとしてビートルズ・スポットの今昔、ツアーの様子などを各SNSにて投稿していました。
あくまで「ツアーという商品が主役」をポリシーにしており、ガイド本人(私)の存在はあまり表に出したくなかったのですが、「中の人の顔が少しでも見えたらこれから依頼するお客さんも安心だと思うよ」とのアドバイスをいただき、それもそうだなと。
中の人デビューの手始めにアビー・ロードからインスタライブをゲリラ配信してみましたが、思った以上に大きな反響をいただき、何より私自身がとても楽しかったので、それ以来ロンドンにあるビートルズ・スポットを歩く配信を月一で続けています。(現在はYouTubeで配信)
配信中にいただくコメント・ご質問や、配信後にいただくご感想から「そういうポイントからもガイドのお話ができるなぁ、もっとそのポイント深堀りしてお話しても良いのかもなぁ」と、皆様の着眼点を元にガイドのブラッシュアップをするとても良い機会をいただいておりますよ。
配信はゆるっとビートルズ散歩という感覚で、ビートルズに限らずロンドンの情勢、最近観た映画のお話、日本のお笑いのお話など、ロンドンの風景を映しながら私が話したいことをとりとめもなく1時間ほどお話しておりますが、今年4月に発売された『 MUSIC LIFE ビートルズのアメリカ物語』(シンコー・ミュージックMOOK)では寄稿のお誘いをいただき、かっちりとした文章でビートルズのドキュメンタリー映画の感想をまとめてみました。
個人の意見として真面目にビートルズを語ることはガイドのSNSではなるべく控えているので、とても貴重な機会をいただいたと思っております。
ここ最近のメディア活動はツアーPRとフォロワーの皆様との交流、そしてガイド本人の自己紹介を含めている部分も多くなってきているなと改めて感じています。こうした活動から「この人物にならガイドを任せても良いかもしれない」と少しでも思っていただけると嬉しいですね。

見つけた方は是非ご一読を!
5 ─ 最後に、今後の展望をお聞かせください。
シンプルにロンドンの現地ビートルズ・ガイドと言えば!の代名詞になるようなツアーに成長していくことが目下の目標です。
スマホひとつで何でも情報が得られる時代だからこそ、私の言葉で皆様にいかにロンドン市内に散らばるビートルズの痕跡を感じていただけるか、そしていかに皆様とビートルズとの思い出を増やしていただけるかに重点を置いて、精進していきたいと思っております。
ゆくゆくは読み物も兼ねたビートルズ・ガイドブックを書いてみたいですし、そして何らかのご縁で「ビートルズ・ガイドのマリー西澤です」と、きちんと自己紹介ができる立場でポールとリンゴに会うことが最終野望です。とんでもない無茶を言っているのは承知ですが、夢は夢として口に出しておかないとですね。
そのためにもツアー運営に関して今できることを丁寧にやること、少しずつできることを増やしていくこと、そして何より焦らず続けていくことを念頭に置いて、ゲスト様を熱烈にお迎えしたいと思っております。
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▶︎ ロンドンの街角で、ビートルズを「たしなむ」
ロンドンの街角に息づくビートルズの足跡を、日本語で丁寧に案内するマリーさんのツアーは、単なる観光を超えた特別な体験を提供してくれます。
実際にお会いして、彼女の持つ共感力とユニークさ、そして、実はガイドに大切な人の話を聞く力をきちんと持ち合わせた方だと感じました。
そして、マリーさんのライブ配信では、ビートルズに限らずイギリスに関する色々な楽しいお話が出て来ます。
私ごとですが、映画「Kingsman」を見た後に、たまたま見たマリーさんのライブ配信でその話が出た時は、とても嬉しく飛び上がりそうになりました!ビートルズファンの方はもちろん、そうでない方もライブ配信を見ればきっとマリーさんのファンになることは間違いないでしょう。
確かにここにいたビートルズ
あなたも感じてみてはいかがですか?
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最新情報やツアーのお申込みは、以下のリンクからぜひチェックしてみてください。
🔗 あなたとビートルズ
【公式サイト】 https://www.youandbeatles.com/
【YouTubeチャンネル】@youandbeatles
【Instagram】 @youandbeatles

©あなたとビートルズ
ご協力、ありがとうございました!
これからも楽しみにしています!
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(2025年10月23日掲載)


